ごあいさつ
【奈良のレディースクリニックは女性スタッフで安心】ピルの実情 血栓症の副作用って?
奈良のレディースクリニックでアットホームな婦人科なら、医師もスタッフも全員女性の洋子レディースクリニックをご利用ください。ピル後進国とも言われる日本ですが「副作用の心配がなければ使ってみたい」という女性も少なくありません。こちらでは、ピルの副作用にはどんなものがあるか、ピルの安全性についてもご紹介いたします。
日本におけるピルの実情 普及が遅れている理由って?
低用量ピルとは正式には低用量経口避妊薬といい、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つの女性ホルモンが配合された錠剤です。服用することで体内の女性ホルモンの量をコントロールし、排卵を起こらなくさせるため、毎日1回決まった時間に飲むことで99%と高い避妊効果を発揮します。
またピルは避妊以外にも、ひどい月経前症候群や月経困難症、子宮内膜症などの有効な治療薬でもあり、卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げるとも言われています。避妊法に関して言えば、日本は低用量ピル後進国です。
欧米諸国ではフランス33.1%、カナダ28.5%、英国26.1%、アメリカ13.7%と高い内服率が並んでいますが、日本は2.9%となっており、アジアでみればそれほど差は大きくありませんが、欧米と比べるとかなり遅れています。なぜ日本でここまでピルの内服率が低いのでしょうか。それには、いくつかの理由が挙げられます。
まず挙げられるのが、ピルが入手困難である点です。欧米ではピルは一般薬品としてドラッグストアで簡単にしかも安価で手に入りますが、日本では婦人科を受診しないと入手できません。
また欧米では低用量ピルが1960年代から認可されていたのに対し、日本で認可されたのは90年代に入ってからです。そのため、ピルについての正しい知識が浸透しておらず、ピルの持つデメリットばかりが強調されているのがピルの内服率の低さにつながっています。
さらに日本では、避妊など性に関することの主導権は男性にあるという偏見が根強い傾向があります。男性に主導権のある避妊方法にコンドームの使用がありますが、コンドームを使用した場合の一般的な避妊失敗率は25%とも言われています。一方、ピルの避妊失敗率は0.3%です。
その差は歴然であるにもかかわらずピルが使われないのには、日本の性教育が欧米に比べて大幅に遅れているという実情があります。欧米では小学校に上がる前から性について教えるのに対し、日本では小学校中学年になってからやっと始めるのが現状です。
以上の理由から、日本ではまだピルを使う人は少数派にとどまっています。ですが、望まない妊娠を避けるためにもピルは有効ですから、ピルに対する関心は徐々に高まりつつあることも確かでしょう。
ピルの注意点 副作用
ピルを服用するのに抵抗がある方がもっとも気にしているのは、ピルを飲むことによる副作用ではないでしょうか。
すべての薬には副作用はつきものですから、当然、ピルにも副作用はあります。特に服用初期にはマイナートラブルと呼ばれる副作用には注意が必要です。吐き気・頭痛・不正出血・めまい・乳房の張りなどがそれに当たります。
これは女性ホルモンのエストロゲンや黄体ホルモンの影響で、通常は2~3ヶ月で自然に治まります。気をつけたいのは、血栓症のリスクです。血栓症は正式には「静脈血栓蓋栓症」といい、血管の中に血の塊ができて詰まる病気です。肺塞栓症・脳梗塞・心筋梗塞など重篤な疾患に発展する危険があります。
ピルを服用していない女性が血栓症を起こす割合が0.01~0.05%であるのに対し、ピル服用者の頻度は0.03~0.09%に増えるというデータがあります。
血栓症のリスクが高くなるのは、下記に該当する方です。
- 喫煙者
- 40歳以上
- 肥満
- 高血圧
- 糖尿病など生活習慣病に罹患している
- 過去に血栓症や子宮がん・乳がんなどの病気に罹患したことがある
以上に該当する方は、ピルを処方できない場合がありますから、自己判断で服用せず、必ず医師に相談することをおすすめします。
また、上記の条件に該当しない方でもピル服用後半年以内は注意が必要です。今までにない脚のむくみやしびれ、痛み、頭痛、めまい、胸の痛み、腹痛、視力の低下などの症状があらわれたときは直ちに服用をやめてください。
血栓症の副作用以外でピルに抵抗がある方は、ピルを服用することによる妊娠・出産への影響を心配されているのではないでしょうか。ピルは妊孕性が高く、服用をとめれば数ヶ月で排卵が始まり、妊娠可能な状態に戻ります。ですから、将来は子どもを産みたいと思っている方にも、安心して計画的に服用できる避妊薬です。
心配な方は、まずは洋子レディースクリニックで女性スタッフに相談してみることをおすすめします。
ピルのことが心配なら女性スタッフになんでも聞いてみよう
低用量ピルを使ってみたいけれど副作用が心配ならば、ピルについて正しく知ることが第一歩になります。そのためには一度、婦人科で相談に乗ってもらうのがおすすめです。ホルモンに関するお薬ですから、自己判断で服用を決めるのは賢明ではありません。自分の体質やライフスタイルにあわせて賢くピルを使えるようになれば、より自分らしく生きることが可能です。ただし、ピルは避妊薬ですから、男性医師だと相談しにくいと思う方も多いかもしれません。
奈良の洋子レディースクリニックなら、医師・スタッフ共に全員女性ですから安心して相談できるでしょう。
奈良の婦人科・洋子レディースクリニック
ご予約の方法について
- 奈良市の婦人科・洋子レディースクリニックは予約制です。来院される方は、お電話ください。
- 不正出血や下腹痛など症状のある方は、お電話をいただいた日に受診していただけます。
- 診療終了後、次回受診日の予約をして帰っていただきます。
なお、予約診療は皆様の待ち時間短縮を目的としていますが、お一人おひとりに納得のいく治療を受けていただくため、予約どおりに診療が進行せず待ち時間が長くなってしまうことがあります。
どうかこの点ご理解をいただき、時間に余裕を持ってご来院くださいますようお願いいたします。
予約時の確認事項
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- 診察券ID番号(初めて受診される方はいりません)
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- 受診理由
※受診理由はできるだけ簡単にお話ください。
<例>
- 「奈良市の乳ガン・子宮ガン検診」です。
- 「特定検診」です。/li>
- 「不正出血」があります。
- 婦人科の「一般診療」です。
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クリニック名 | 洋子レディースクリニック |
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住所 | 〒631-0041 奈良県奈良市学園大和町3丁目40−2 |
電話番号 | 0742-51-1200 |
代表者 | 中川洋子 |
診療内容 | 婦人科・産科、内科(女性) |
診療時間 |
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定休日 | 日曜日 |
ホームページURL | https://clinicadonna.com/ |
駐車場 | 当院と道を隔てた西側にございます。 |
【洋子レディースクリニック】の院長プロフィール
名前 | 中川洋子 |
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出身地 | 滋賀県大津市生まれ |
学歴 |
滋賀県立膳所高等学校卒業 近畿大学建築科卒業 (2級建築士の免許を修得) 奈良県立医科大学卒業 |
職歴 |
奈良県立医科大学附属病院 星ケ丘厚生年金病院 大阪府立羽曳野病院 奈良社会保険病院 高の原中央病院 洋子レディースクリニック |