ごあいさつ

子宮がんには種類があるから定期的な婦人科検診を!

子宮がんには、「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2種類があります。こちらでは、子宮がんの種類や自覚症状、子宮がんになりやすい人の特徴を解説します。

子宮がんの種類

子宮がんの種類

子宮がんには次の2種類があります。

子宮頸がん

子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部に発生するがんです。入口付近で発生されることが多いので比較的発見しやすく、早期治療につながりやすいのが特徴です。

子宮頸がんの発症には、ヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papilloma Virus)の感染が関係していると考えられています。また、子宮頸がんは、10歳代前半の女子を中心に「子宮頸がんワクチン」による予防が推奨されています。子宮頸がんワクチンは計3回の接種が必要ですが、ワクチンによって追加接種の時期が異なります。

子宮体がん(子宮内膜がん)

子宮体がんとは、子宮内膜から発生するがんです。子宮体がんは、エストロゲンによる長期的な刺激が原因である場合と、エストロゲンとは関係なくできる場合があります。

最もよく見られる症状は不正出血で、その他にも月経不順や下腹部の痛みが現れることがあります。一般的な子宮がん検診は、子宮頸がんの検診のみが行われていることが多いため、子宮体がんについて確認したい場合は子宮体がん検診を受けることが必要です。

子宮がんの主な自覚症状

子宮がんの主な自覚症状

子宮頸がん

初期の子宮頸がんは自覚症状がほとんどないため、気づかぬうちに進行してしまいます。進行すると、おりものの増加や不正出血(月経以外の出血)が現れてきます。がんが子宮の外に広がってしまうと、多量出血や骨盤の痛み、下腹部痛、排尿障害など様々な症状が発生します。

子宮体がん

子宮体がんの自覚症状として代表的なのは、「不正出血」です。また、おりものの形状が水っぽい、粘液性、悪臭がするなどの症状が現れることもあります。その他にも排尿痛や排尿困難、骨盤領域の痛みなども発生します。

子宮がんになりやすい人の特徴

子宮頸がんになりやすい人

子宮頸がんは、30~40歳代で多く診断されます。また、複数の性交相手がいる人、妊娠・出産の回数が多い人もなりやすいと言われています。その他に、喫煙も子宮頸がんのリスク要因と考えられています。

子宮体がんになりやすい人

子宮体がんは、50~60歳代で多く診断されます。出産経験がない人や月経異常のある人は子宮体がんのリスクが高いです。また、肥満や高血圧、糖尿病を持つ人も子宮体がんになりやすいと考えられています。

奈良で婦人科検診を受けるなら知っておきたい子宮筋腫の症状と治療法

子宮筋腫は、子宮の筋層にできる良性の腫瘍です。多くの女性に見られる疾患であり、40歳以上の女性の約20~30%が経験するとされています。子宮筋腫には、いくつかの異なる種類があり、発生する場所や大きさによって症状も異なります。

子宮筋腫の主な症状としては、月経過多や不正出血、下腹部の痛み、圧迫感などが挙げられます。また、大きな筋腫が膀胱や直腸を圧迫することで、頻尿や便秘などの症状が現れることもあります。多くの場合、筋腫は無症状であり、定期検診で発見されることが多いですが、症状が現れると日常生活に支障をきたすことがあります。

子宮筋腫の治療法は、症状の程度や筋腫の大きさ、患者様の希望に応じて異なります。一般的な治療法には、薬物療法、手術療法、そして最近では低侵襲治療法などがあります。薬物療法では、ホルモン療法が主に用いられ、筋腫の成長を抑える効果があります。しかし、ホルモン療法は一時的な効果にとどまることが多く、根本的な治療には至りません。

手術療法には、筋腫摘出手術や子宮全摘出術があります。筋腫摘出手術は、子宮を残したまま筋腫のみを取り除く方法であり、妊娠を希望する方に適しています。一方、子宮全摘出術は子宮全体を取り除く手術で、再発の心配がなくなりますが、妊娠は不可能になります。

低侵襲治療法には、MRIガイド下集束超音波手術(MRgFUS)や子宮動脈塞栓術(UAE)などがあります。これらの治療法は、身体への負担が少なく、回復が早いのが特徴です。特に、MRIガイド下集束超音波手術は、超音波を用いて筋腫を加熱し、破壊する方法であり、切開を伴わないため、入院期間が短く済みます。

奈良で婦人科疾患に関するご相談がある方は、専門の婦人科クリニックでの診察をお勧めします。特に子宮筋腫に関する詳しい診断と治療法については、経験豊富な医師に相談することが重要です。奈良の洋子レディースクリニックでは、子宮筋腫の検査・診断から治療まで、包括的なサポートを提供しています。どんな小さな疑問や不安でも、気軽にご相談ください。女医が親身になって対応し、最適な治療法を提案します。

奈良で婦人科検診・がん検診をご希望の方は、女医が在籍する洋子レディースクリニックまでご相談ください。奈良の洋子レディースクリニックでは、年齢・世代を問わず全ての女性からの相談・悩みを女医が伺います。「なかなか悩みや症状を恥ずかしくて伝えられない」とお悩みの方からのご相談もお待ちしています。不安なことは一人で悩まずに、婦人科診療に対応する女医にご相談ください。奈良はもちろん、近隣エリアからのご利用もお待ちしています。

奈良で女医がいる婦人科・産科をお探しなら洋子レディースクリニックへ

クリニック名 洋子レディースクリニック
住所 〒631-0041 奈良県奈良市学園大和町3-40-2
電話番号 0742-51-1200
代表者 中川洋子
診療内容 婦人科・産科、内科(女性)
診療時間
8:30~14:00
診療受付(8:30~14:00)
定休日 日曜日
ホームページURL https://clinicadonna.com/
駐車場 当院と道を隔てた西側にございます。

【洋子レディースクリニック】の院長プロフィール

名前 中川洋子
出身地 滋賀県大津市生まれ
学歴

滋賀県立膳所高等学校卒業

近畿大学建築科卒業

(2級建築士の免許を修得)

奈良県立医科大学卒業

職歴

奈良県立医科大学附属病院

星ケ丘厚生年金病院

大阪府立羽曳野病院

奈良社会保険病院

高の原中央病院

洋子レディースクリニック