ごあいさつ
【奈良 女医】ピルの種類や服用するメリットとデメリット・注意点
ピルとは、女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を配合した経口避妊薬です。服用することでホルモンバランスを調整し、排卵を抑制する効果があります。ピルは世界中で広く利用されており、女性のライフスタイルに合わせて活用できます。こちらでは、ピルの種類、服用するメリットやデメリット・注意点、処方の流れなどについて解説いたします。奈良で女医のいる婦人科をお探しの方も、ぜひ参考にしていただければと思います。
ピルの種類

ピルは、含まれるホルモン量や用途によって種類が分かれます。主な種類は以下のとおりです。
低用量ピル
低用量ピルは、比較的少ない量のホルモンを含み、毎日服用することで避妊効果を発揮します。
中用量ピル
中用量ピルは、低用量ピルに比べて卵胞ホルモンの含有量が多いピルです。緊急的な避妊をはじめ、生理移動、月経不順や月経困難症の改善などに用いられます。例えば、旅行やイベントなどの用事と重ならないよう、中用量ピルを服用して一時的に生理日をコントロールできます。低用量ピルと比べて、副作用が起きる頻度はやや高いです。
アフターピル
避妊に失敗してしまったときや、避妊せずに性交渉を行ったときなどに使用するものがアフターピルです。いわゆる緊急避妊薬であり、性交後72時間以内に正しく服用することで、避妊効果が期待できます。
服用が早ければ早いほど、避妊効果は高くなりますが、100%避妊できるわけではありません。アフターピルを服用後、3週間以上経過しても月経がこないときは、婦人科を受診してください。
ピルを服用するメリット

ピルを服用する主なメリットには、高い避妊効果に加えて、女性の健康や生活の質を向上させる効果が挙げられます。
確実な避妊効果
正しく服用すれば、避妊効果は約99%です。他の避妊方法と比較して高い避妊率を誇り、計画的に妊娠をコントロールしたい方にとって有力な選択肢です。
生理痛の緩和
ピルは生理痛を引き起こすプロスタグランジンの分泌を抑える効果があります。重い生理痛に悩む女性にとって、ピルは痛みを軽減し、日常生活を快適に過ごすための有効な方法となります。
生理周期の安定
ピルを服用することで生理周期が安定し、一定の周期(通常28日)で生理が来るようになります。生理が不規則で予測しにくい場合、ピルは計画的な生活をサポートし、精神的な負担を軽減する効果が期待できます。
PMS(月経前症候群)の軽減
ピルはホルモンバランスを整えることで、PMS(月経前症候群)の症状を軽減する効果が報告されています。イライラや気分の落ち込み、腹部の張りなどに悩む女性にとって、ピルは生活の質を向上させる助けとなるでしょう。
その他、ニキビの改善、子宮内膜症や卵巣がん、子宮体がんのリスク軽減なども示されています。
ピルを服用するデメリットと副作用
ピルには多くのメリットがありますが、デメリットや副作用も存在します。安全に使用するためには、デメリット・副作用についても押さえておくことが重要です。
主な副作用
ピルの主な副作用には、吐き気や嘔吐、頭痛、乳房の張り、不正出血、下腹部痛などがあります。ピルに含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用によるものです。ピルの種類によっても、副作用の症状や発現頻度に違いがあります。
重篤な副作用のリスク
ピルの重篤な副作用の一つに、血栓症があります。血液が固まりやすくなり、血管が詰まる病気です。ただし、その発生頻度は非常に低いとされています。血栓症が発生した場合、早期に治療すれば重篤な状態には至りにくいです。
服用できないケース
ピルはすべての人に適しているわけではありません。血栓症の既往歴がある方、35歳以上で1日15本以上喫煙する方、特定の疾患を持っている方などは、ピルの服用が禁忌となることがあります。
喫煙との関係
喫煙はピルの副作用のリスクを高める要因となります。喫煙者がピルを服用する場合は、禁煙を試みるか、他の避妊方法を考慮する必要があります。
ピルは、多くの女性にとって有用な選択肢です。メリットとデメリット・副作用を知り、自分自身の体質や生活習慣なども考慮したうえで、服用を検討しましょう。
ピルの処方の流れと受診時のポイント
ピルは婦人科で処方されます。
初診の流れと必要な持ち物
婦人科を受診する際の流れと、必要な持ち物を確認しておきましょう。まず、健康保険証を必ず持参してください。初診の場合は問診票の記入が必要です。診察では、現在の症状や既往歴、服用中の薬について確認します。ピルに関する疑問や不安があれば、この機会に医師にご相談ください。その後、ピルが処方されます。
診察内容と費用
ピルの処方には保険適用と自費診療があります。月経困難症や子宮内膜症などの治療目的でピルを処方する場合、保険が適用されます。一方、避妊目的でピルを処方する場合は、自費診療となります。費用はクリニックによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
ピル服用時の注意点
ピルは毎日同じ時間に服用することが推奨されます。飲み忘れた場合の対処方法は種類によって異なるため、事前に医師に確認しておくと安心です。服用中に異常を感じた場合は、早めに医師に相談してください。
定期的な検診の重要性
ピルを服用している間は、定期的に婦人科での検診を受けることが大切です。血圧測定や血液検査などを行い、健康状態をチェックします。また、服用中に不安や疑問があれば、その都度医師に相談するようにしましょう。
奈良で女医による診療をご希望なら洋子レディースクリニックへ
奈良の洋子レディースクリニックは、女医・女性スタッフのみで構成された予約制の婦人科です。お子様からご高齢の方まで、すべての女性のためにきめ細かな診療を行います。女性特有の症状に関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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ピルのご相談なら洋子レディースクリニックをご検討ください
クリニック名 | 洋子レディースクリニック |
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住所 | 〒631-0041 奈良県奈良市学園大和町3丁目40−2 |
電話番号 | 0742-51-1200 |
代表者 | 中川洋子 |
診療内容 | 婦人科・産科、内科(女性) |
診療時間 |
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定休日 | 日曜日 |
ホームページURL | https://clinicadonna.com/ |
駐車場 | 当院と道を隔てた東側にございます。 |
奈良の婦人科【洋子レディースクリニック】の院長プロフィール
名前 | 中川洋子 |
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出身地 | 滋賀県大津市生まれ |
学歴 |
滋賀県立膳所高等学校卒業 近畿大学建築科卒業 (2級建築士の免許を修得) 奈良県立医科大学卒業 |
職歴 |
奈良県立医科大学附属病院 星ケ丘厚生年金病院 大阪府立羽曳野病院 奈良社会保険病院 高の原中央病院 洋子レディースクリニック |